<樹想>
海に降りつづけている
雪をみていた
海面に積もることもない雪
それでも
空には空の
海には海の
切り岸が見える
<生まれてくる場所>
関口将夫
【略歴】
1942年 群馬県高崎市生まれ
1972~73年 スペインを中心にヨーロッパ・モロッコを旅する
1975年 安井賞展出品(西武デパート)、日・仏現代美術パリ展出品(パリ・グランパレ美術館)
第1回現代の裸婦展招待出品( 日動サロン)
1978年 第2回上毛芸術奨励賞受賞
1979年 ホワン・ミロ国際ドローイング賞展出品、インドを旅する
1983年 セントラル美術館油絵大賞展出品
1988年 リキテックス・ビエンナーレ展出品
1991年 「たかさきの美術・今」展出品、第29回群馬県文学賞受賞、フランス・スペインを旅する
2004年 スペイン・ポルトガル・モロッコを旅する
2009年 群馬の美術出品(群馬県立近代美術館)、フランス・スペインを旅する
2014年 群馬の作家50人展
2018年 高崎市文化賞受賞
【著書】
詩集『 残花の暦』(共著) 詩画集『耳のない犬』 詩集『泣いているのは鱏かもしれない』
詩集『どんでば』 個人詩誌「ぎぎ」刊行中 詩誌『東国』同人