可視化=人の目には見えない事物や現象を、映像やグラフ・表などにして分かり易くすること。見える化。
美術家は遠心的で断続的な、混沌とした社会状況に身を置きながらそれぞれに作品や活動を表現として提示し続ける。
この作業は感覚や思考、言葉などと同期し往還しながら相互のバランスを取ろうとし影響を与え続ける。
そこには孤独、共感、勇気、哀悼、寛容、忍耐、質素、魂などの多様ではあるが核心的要素が内包され、人びとを揺さぶる力を持つことを可能にする。
その作業は時として美しく有機的な姿をもちながらも辿り着くことのない試行であり実験である。
がゆえに、美術家は常に可視化の失敗を積み重ねる。
そしてまた、次へと挑み続けるのである。
今井充俊 三の言葉
大島康幸 始まりの手 no.1
小淵俊夫 星の欠片
加藤啓治 記憶の痕跡
金井訓志 はな
北村真行 左手のゆめ
坂本幸重 蠏之図
多胡宏 僕らの星について
豊嶋康男 守
原沢和彦 まほろばの調べ
原誠二 水景図-夜景
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