会期：2010年7月10日（土）～18日（日）
会場：午前10時～午後5時30分（最終日は午後5時まで）
ノイエス展は、第８回を数えることになります。書家の岡部蒼風が10数年前に作家が分野にとらわれることなく発表することの意味を語ったことがあります。作品を多くの方々に鑑賞していただくことと同時に、そこに集う作家の交流を意図した重要性を説いたことだと理解しました。個人主義や閉鎖的な壁を取り外し開放されたノイエスの空間で一人一人の作品と出合い、そこに集う作家との交流を楽しんでいただければと思います。
今回は、詩集や「ジャコメッティ作品」「イヴ・ボヌフォワ詩集」の翻訳をされている清水茂氏の作品も含め９人の作家による展示となります。
稲葉宇香
1946年新潟県村上市生まれ 1982年東洋書芸会で破体に出会い、1999年書道美術館特設講座専攻科修了 1986年から三多摩美術家連盟展及び2002年より杜人展に毎年出品 2004年ユニグラバス銀座館、2006年高崎ギャラリー千楽にて個展 1991年より前橋木鶏クラブ会員 2003年から上州良寛会会員 三輪真純先生著書刊行会事務局
金家秀男
1944年群馬県生まれ 1966年武蔵野美術大学卒業（油） 1973～75年パリ エコール・デ・ボザール留学（彫刻） 1979年～東京（銀座）、群馬（太田・前橋）などで個展・グループ展多数
小林 正
1949年群馬県生まれ 1971年群馬大学教育学部卒業 1973年東京藝術大学大学院修了 1971年～独立美術展（‘87新人賞） 1989年第32回安井賞展 1990年群馬県美術展・山崎記念特別賞 現在独立美術協会会員
清水 茂
1932年東京生まれ。フランス文学者・詩人・画家。著訳書に『雲の変容のように（画文集）』、イヴ・ボヌフォワ『ジャコメッティ著作集』等。主な個展、前橋煥乎堂ギャラリィ（1998、2003）、日本橋ギャラリー砂翁（2009）等。
住谷夢幻
1937年群馬県生まれ 「沙鶏会」に参加（前橋） ギャラリー「青い鳥」にて個展（東京） 小川町画廊にて個展（東京）
関次俊雄
1936年東京生まれ 1959～63年石川県輪島で輪島塗と関わる 1973年骨董品の修理の傍ら渡英しバーナード・リーチのもとで濱田庄司の資料整理 1984年～輪島市海外漆文化調査に携わる 1991年シーラ・ヒックスの薦めで創作をはじめる 国内外の個展・招待展など多数
広田義人
1941年群馬県太田市生まれ 早稲田大学文学部美術専修出身 1997年銀座清月堂画廊にて個展 2003年・2007年 ノイエス朝日にて個展
真下京子
1940年群馬県館林市生まれ 東京学芸大学書道科卒業 上毛芸術奨励賞 2006年韓・中・日現代書20人招待出品（ソウル） 2007年国際公募墨画トリエンナーレ富山 2008年ソウル書芸ビエンナーレ、ヨーロッパ巡回「日本現代書展」（ジュネーブ、ブルガリア） 2009年アメリカ巡回「日本現代書展」
茂木康一
1973年群馬県生まれ 1991年独自に溶接開始 1998年榛東村にアトリエGRANKITSCH設立 1999年JKKプロジェクト始動（建築家・カメラマンとユニット） 京都・入間・飯能・前橋・高崎などで個展多数 前橋アートコンペライブ2000グランプリ 2005年高崎市立美術館「作家王国」展 2006年ノイエス朝日にて個展 2010年上毛芸術文化賞美術部門
