能面は能の命といわれる一方、世界に比類がない芸術的仮面として注目されている。現代の能は、室町時代に足利幕府に庇護され、観阿弥、世阿弥親子により大成された。その後、武家文化の象徴として継承、深化して今日に及んでいる。並行して、能に相応しい格調ある現在の能面が出来上がった。能面の種類は約250種類、その基本形は約60種類といわれている。
能面を彫ることを「おもてをうつ」というが、面打ちの精神の在り方が面に大きく影響する。
清水和夫は、面を打ち始めて29年になる。一般的に知られている「小面」「若女」「増女」「姥」などの女面を始め「中将」「平太」などの男面、「般若」などを一堂に展示。
清水和夫の実兄、清水正男による書、刻字は実弟、清水浩、さらに実妹、安斎映心の書と義弟の安斎洋信の俳画と多彩な清水弟妹の作品をお楽しみ下さい。
会期 | 2006年12月13日(水)~20日(水) AM10:00~PM6:00 (最終日は午後5時終了) |
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企画/会場 | ノイエス朝日 スペース1・2 前橋市元総社町67番地 TEL:027-255-3434 FAX:027-255-3435 |
■清水和夫 | ||
昭和2年 | 中之条町に生まれる 旧制前橋中学校卆、東京工業大学卆 元新日本製鐵(株)社員 |
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昭和52年 | 面打ちを始める | |
昭和58年 | 淡交舎(主宰:橋岡一路)に入門し、面打ちを学ぶ。 平成5年退舎。 |
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個展 | 煥乎堂ギャラリィ(6回) 平成5年~15年 代々木倶楽部(4回) 平成7年~17年 横浜国際会議センター 平成7年 吾妻文化会館(中之条町主催) 平成14年 フィラデルフィア「松風荘」(50周年記念行事) 平成16年 |
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現在 横浜市在住
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■安斎洋信 | |
昭和5年生まれ。嬬恋村在住。 日本俳画協会顧問:田玉実先生に師事 嬬恋、六合、高崎、前橋等の俳画教室講師 上毛文学賞(俳句部門) 県教育長文学賞(俳句部門) 上田市総合美術展教育長賞(俳画部門) 関東優勢局長賞(紙手紙文化の向上)などを受賞 句文集「いろり火」を出版。 俳画渓襲会展(上田)、日本俳画協会展(東京)、 煥乎堂企画展等に出品。 |
■安斎映心 | |
毎日書道展会員 書道芸術院展審査会員 県書道展審査会員 群馬教育書道展審査会員 ぐんま女流書道協会会員 書泉会理事 師 下谷東雲、下谷洋子 毎日書道展毎日賞 |
■清水浩 | ||
昭和4年 | 中之条町に生まれる 元群馬県庁職員 |
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昭和58年 | 武市求仙氏に師事し刻字を始める | |
昭和60年 | 篆刻を始める | |
現在 前橋市在住
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