会 期 2012年11月10日(土)~18日(日) 10:00→17:30(最終日17:00まで)
会 場 ノイエス朝日スペース1・2
主 催 矢島保治郎 顕彰記念実行委員会
◎小松健一ギャラリートーク
2012年11月10日(土)、17日(土)
14:30→16:00 参加無料
◎オープニングレセプション
2012年11月10日(土)16:30→18:00
◎記念写真報告集限定版 2,000円 同時刊行!!
【矢島保治郎プロフィール】
1882(明治15)年、群馬県佐波郡殖蓮村(現伊勢崎市)に生まれる。伊勢崎町高等小学校卒業し、前橋尋常中学校入学。日露戦争の203高地の戦闘などに従軍後、陸軍歩兵軍曹となる。1907年除隊、翌年日本力行会に入会する。1909(明治42)年に横浜港から世界無銭探検に出発。1911年、外国人として世界で初めて中国四川省からチベットの都・ラサに到達。その後1年余をかけて世界を周る。1912年に横浜港に帰港し、その2日後に再びチベットへ向けて出発。同年7月にインド、カルカッタ、ダージリンを経てラサ着。第13世ダライ・ラマに謁見し、チベットの軍事顧問に就任するなど厚い待遇を受ける。
1916(大正5)年チベット人貴族の娘、デンバ・ノブラーと結婚し、翌年一子意志信誕生。1919(大正8)年妻子を連れて群馬県前橋市に戻る。1923年、妻ノブラー29歳で前橋にて病死。1931(昭和6)年遠藤きんと再婚。1933年長女仲子が誕生する。1944(昭和19)年、長男意志信27歳でニューギニアで戦死。1963(昭和38)年、80歳で死去。洗礼名はヨゼフ保治郎。
著書に『入蔵日記−矢島保治郎』(チベット文化研究所)がある。
【小松健一プロフィール】
1953年岡山県生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科(第1期生)卒。新聞記者などを経てフリーの写真家に。
世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本の近現代の文学、作家の原風景を切り口にした日本人の暮らしと風土や、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続ける。
『ヒマラヤ古寺巡礼』で2005年(社)日本写真協会賞年度賞、『雲上の神々-ムスタン・ドルパ』で第2回藤本四八写真文化賞(1999年)、「琉球-OKINAWA」で第23回視点賞(1998年)、歌集『春ひそむ冬』で1983年度新日本歌人協会新人賞など受賞。
著書に『写真紀行三国志の風景』『秘境ヒマラヤ父と子の旅』『文学の風景をゆく』『ムスタンの真実』『チリー嵐にざわめく民衆の木よ』『太宰治と旅する津軽』、近刊に『宮澤賢治 雨ニモ負ケズという祈り』など多数。
個展は、ネパール国立アートギャラリーをはじめ、国内外で多数開催。日本写真家協会理事、日本写真家ユニオン専務理事、日本リアリズム写真集団事務局長など歴任。
現在、公益社団法人日本写真家協会会員、協同組合日本写真家ユニオン会員、日本ネパール写真交流協会会長、全日本写真連盟関東本部委員、日本中国写真藝術協会理事、写真研究会「風」主宰、俳句誌「一滴」同人など。
作品収蔵:飯田市立美術博物館、大分・空想の森美術館
後援
上毛新聞社
協賛
朝日印刷工業株式会社 株式会社 シグマ 株式会社 写真弘社
株式会社 フレームマン 株式会社 ニコン 株式会社 タムロン