イザベル坐像 F25
|
リュクサンブール公園 F25
|
もう10年以上前からのことですが、私は相変わらず人物・花・風景という3本立ての絵を描いています。人物はいくら描いても飽きることがありません。花を写生していても人物の場合と同様に、よく観察すると花の表情、性格等が見えて来ます。そしてその表情は刻々と変化します。その上、光が変われば全く別の様相を呈するので描き尽くすということはありません。風景の時はセーヌ河畔かリュクサンブール公園へ写生に行きます。毎年同じ時期に同じような所を描いていますが、自然の姿も年によって変化しているように見えます。一年前と同じ構図で描いても同じにはなりません。そこには新しい発見が伴ったりします。それ故に同じモチーフを飽きることなく何べんでも描けるのだと思います。新しい刺激を求めて遠くへ出かけることがあっても、画家を触発してくれるモチーフは案外身近な所に美現に存在しているように思われます。それがよく見えるような目を養いたいと思います。
会期 | 2006年10月14日(土)~22日(日) |
---|---|
企画/会場 | ノイエス朝日 スペース1・2 前橋市元総社町67番地 TEL:027-255-3434 FAX:027-255-3435 |
■塚本実 | |
1942年 | 神奈川県藤沢市に画家塚本茂の三男として生まれる。 |
1965年 | 多摩美術大学絵画科油絵専攻卒業 |
1968年 | 渡仏。 |
1969年 | アンデパンダン展他、パリの諸団体展へ出品し始める。 |
1972年 | パリ国立美術学校絵画科卒業。フランス国家により作品買上げ。 |
1973年 | 以降、東京、横浜、藤沢、前橋、岡山、福山、静岡にて個展。 |
1983年 | 前橋煥乎堂ギャラリィにて個展。以降2003年まで5回開催。 |
1985年 | フランス美術院肖像画コンクールにてP.L.ウェレール賞受賞。 |
1997年 | パリ、ギャラリー・コルゴボーにて個展。 |